一般財団法人日本穀物検定協会が毎年公表している、全国規模のコメの銘柄についての格付け検定。1971年産米より実施。同協会が選抜訓練した食味評価専門職員20人が、炊飯した白米を実際に試食する食味官能試験に基づいて相対評価が行われる。複数の産地のコシヒカリをブレンドした米を基準米とし、外観、香り、味、粘り、硬さ、総合評価の6項目に関して審査する。ランキング区分は、基準米とおおむね同等のものを「A'」とし、基準米よりもとくに良好なものを「特A」、良好なものを「A」、やや劣るものを「B」、劣るものを「B'」としている。2011年産米については129銘柄についての食味試験を実施。129銘柄中26銘柄が「特A」にランキングされ、米どころの新潟や東北産の他に、北海道産の「ゆめぴりか」や「ななつぼし」、福岡県産の「元気つくし」、奈良県産の「ヒノヒカリ」などが「特A」と評価された。12年産米は129銘柄を対象に、11月から2月までの予定で食味試験が行われる。