環境保全のための先進的な活動に取り組む企業を、環境省がトップランナー企業として認定する制度。認定企業は、店舗や広告に「エコ・ファースト・マーク」を掲示することが認められ、環境問題への貢献度を消費者にアピールできる。認定を希望する企業は、環境大臣に「エコ・ファーストの約束」と題する提案を行い、その実施を約束する。「約束」には具体的な目標の明示が求められ、推進状況を報告、公表しなければならない。2008年4月に第1号として認定を受けた、家電量販店大手のビックカメラの「約束」には、(1)家電リサイクルの推進、(2)梱包材の再資源化、(3)店舗照明の省エネ化などが盛り込まれている。認定を得られるのは原則として各業界の1社のみで、「約束」が順守されていないと判断された場合には、マークの使用許可を取り消されることがある。