アメリカのカリフォルニア州産の米で、「カリフォルニアのバラ」の意味。1948年に開発され、既に世界40カ国以上に輸出されているが、日本での本格的な発売は、2007年9月より始まった。日本の米(短粒種)とタイ米(長粒種)などとの中間の中粒種で、カリフォルニアで生産されている米の80%を占める。粘り気がなく、弾力性があり、「ご飯」そのものとして食べるよりも、ライスサラダや、洋食の付け合わせなどの「食材」として、また、パエリアやリゾットなどへの利用が見込まれている。価格は、5kgで2300円程度。一方、農林水産省が発表している、日本の食料自給率(カロリーベース)は年々低下し、06年度には40%を割り込んだ。米の年間消費量も、国民1人当たり61kgにまで落ち込んでいる(ピークは1962年度の118kg)。これに対し、国内メーカーも、料理に合わせた「料理別専用米」を売り出すなどして、市場の活性化を狙っている。