東京電力が2011年7月1日から同社ホームページ上で始める、電力需給状況の告知サービス。福島第一原子力発電所の事故により、夏季の電力不足が懸念されることから、日々の電力需給状況を周知して節電を訴えるのがねらい。同サイトでは、毎日18時をめどに翌日の電力供給力と予想最大電力を表示し、電力需給のひっ迫の度合いに応じて4色に分けた節電要請文を掲載する。翌日の予想需要に対し、供給力に10%以上余裕があれば緑色、10%になると黄色、5%になるとオレンジで、3%を切ると赤色となる。その場合、政府から「需給逼迫警報(仮称)」が発令され、翌日に計画停電を実施する可能性が出てくる。このほか、すでに3月から実施している、1時間ごとの電力使用実績を知らせる「電力の使用状況グラフ」に、5分間隔のリアルタイムのグラフを追加。さらに、平日のみ朝8時に、当日9~20時まで1時間ごとの電力需要予測も示す。パソコン向けと携帯電話向け(簡易版)二つのサイトで、9月30日まで実施する予定。なお、中部電力や東北電力でも独自の電気予報サービスが始まっている。