主要国首脳会議(G8サミット)開催国の議会が主催する会議。G8(日本、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、イギリス、アメリカ)の下院議長で構成され、国際的諸課題や議会制度上の懸案事項などについて意見交換を行う。国によっては議長が政治的な発言をすることができないため、各国議長は議会代表としてではなく、個人の立場で発言する。そのため、共同声明は発表せず、主催国の議長が記者会見などで会議を総括する。議長サミットは2002年にカナダのキングストンで開催されたのが始まりで、それ以後、毎年G8サミット開催国で開くのが恒例となっている。開催地や会議テーマは開催国の議長が決める。第6回からは恒常的ゲストとして欧州議会議長が参加。7回目となる08年は日本で初めて開催され、9月2日に広島市で「平和と軍縮に向けた議会の役割」と「二院制における意思決定」をテーマに行われた。会議前には、G8各国議長による原爆死没者慰霊碑への献花や、平和記念資料館の視察が行われ、被爆国として平和を国際社会にアピールする機会となった。