民主党、社会民主党、国民新党の連立与党3党間の政策調整機関。鳩山由紀夫内閣発足に伴い新設された。各省にまたがる案件で調整が必要なものは、この場で3党の党首クラスが協議し、まとまったものを閣議にかけて正式に決定する。これまで閣議に提出する案件は、官僚トップの事務次官会議で最終的な事前調整を行っていたが、官僚主導からの脱却を目指す民主党は、これを官僚支配の象徴とみなし、同会議を廃止して閣僚委員会を活用することを明言していた。基本政策閣僚委員会の初会合は2009年9月28日に開催され、鳩山首相のほか、平野博文官房長官、菅直人副総理兼国家戦略担当相、福島瑞穂消費者・少子化担当相(社民党党首)、亀井静香金融・郵政担当相(国民新党代表)らが参加、10年度予算の基本方針などが了承された。これを受け、各省による新たな概算要求の策定作業が始められた。