小沢一郎元民主党代表らが2012年7月11日に結成した政党。略称は「生活」。代表は小沢一郎。党名の「国民の生活が第一」は、09年の衆議院総選挙で民主党が掲げたスローガンをそのまま採用した。小沢代表は12年6月26日に衆議院で採決された消費税増税法案に反対し、7月2日に民主党を離党。同じく同法案に反対して民主党を離党した衆議院議員37人と、参議院議員12人の計49人が参加して小沢新党を立ち上げた。7月12日には「新党きづな」(代表内山晃)と衆議院の統一会派結成で合意し、衆議院での会派名を「国民の生活が第一・きづな」とした。政党別にみた国会議員数では、国民の生活が第一は、民主党(342人)、自由民主党(202人)に次ぐ第3党となり、公明党(40人)を上回る。小沢代表にとって新党結成は、新生党(1993年6月)、新進党(94年12月)、自由党(98年1月)に次いで4度目で、今回の新党が目指す政策として、消費税増税法案の撤回、地方の復興、生活の再建などのほか、原子力発電に代わる新たなエネルギーの開発に努める「脱原発の方向性」を鮮明にしていくとしている。