日本経済再生のために若者と女性の雇用促進に向けた抜本対策を検討する、政府主催の会議。2013年2月13日、第1回会合が開催された。甘利明経済再生担当大臣が座長を務め、安倍晋三内閣総理大臣、麻生太郎副総理や稲田朋美再チャレンジ担当大臣ら関係閣僚や与党議員、企業経営者ら6人の有識者が加わり、19人が出席。若年層で長期失業率が大幅に上昇していることや、日本では第1子の出産を機に離職する女性が約60%にのぼり、特に子育て期にあたる30歳代前半の女性の労働力率が世界各国に比べて低いことなどが問題点として挙げられ、意見交換を行った。同会議で甘利大臣は、(1)社会人の学び直し支援、(2)女性の活躍促進、(3)ジョブ・カードを活用した再チャレンジ促進、(4)キャリア教育の在り方、の4項目を重要項目に位置づけ、今後関係者からのヒアリングや複数回の議論を行うと表明。より良い社会づくりと、少子高齢化社会に直面する日本経済の成長のためには、若者と女性が活躍できるチャンスを増やすことが必須であるとし、問題解決のための具体策をまとめ、政府が13年6月をめどに作成する経済成長戦略に盛り込みたいとしている。