2001年9月のアメリカ同時多発テロと、その後のアメリカ軍によるアフガニスタンでのタリバン掃討作戦以降、日本が表明、実施しているアフガニスタン復興のための支援。これまで総額20億ドルの支援を表明し、そのうち14.6億ドル(約1600億円)を、すでに人道支援、民主化支援、治安状況改善、人材育成、経済基盤整備などの分野で実施している。02年1月には、復興プロセス開始の契機となる「アフガニスタン復興支援国際会議(東京会議)」を開催。01年12月からは海上自衛隊が、一時中断期間を除いて、インド洋で外国艦船に燃料や水を補給している。08年12月現在、日本大使館員約20人、JICA職員・専門家約60人を含め、合計140人の日本人の文民が、アフガニスタンで援助の実施に携わっている。09年2月24日にホワイトハウスで行われた、麻生太郎首相とアメリカのバラク・オバマ大統領の初の首脳会談では、アフガニスタン支援の戦略作りに日本も参画することで合意。首相はアフガニスタン・パキスタン特使に吉川元偉駐スペイン大使を任命し、近く訪米させる意向を表明した。