ミサイル防衛システム(MD)を補完する移動式の情報処理システム。「ジェイタグス」と呼ばれ、「統合戦術地上基地」「統合戦術陸上ステーション」などと訳される。情報処理装置を搭載した大型車両と、3基の衛星アンテナなどから成り、アメリカの人工衛星(早期警戒衛星)が探知したミサイル発射に関する情報を受信し、着弾予想地点などを解析して、関係機関に配信する仕組みになっている。日米両政府は、北朝鮮のミサイル発射に備えて連携を強めており、2007年夏をメドに、米軍三沢基地(青森県三沢市)に同システムの配備を計画している。JTAGSが日本国内で配備されるのは初めて。