政府の地域活性化統合本部(本部長・福田康夫首相)が取りまとめた、地方再生のための総合的な戦略。増田寛也総務相が中心になってまとめたことから、「増田プラン」と呼ばれる。2007年11月30日に正式決定した。同プランは、(1)補完性、(2)自立、(3)共生、(4)総合性、(5)透明性、の五つを「地方再生5原則」として掲げ、地域を(1)地方都市、(2)農山漁村、(3)基礎的条件の厳しい集落、の三つに分類して、それぞれの課題に応じた支援を行う。また、総合的な支援の一環として、地方自治体や住民、NPOや企業などが提案したプロジェクトを、国が省庁横断で支援する「地方の元気再生事業」を08年度に創設。プロジェクト立ち上がり支援期間終了時には、第三者が実績を評価し、支援の継続・計画の成果を判断し、公表するとしている。