アメリカが他国と共有している秘密軍事情報が、第三国に漏えいすることを防ぐための協定。締約国は、アメリカと同等の秘密保全を義務付けられる。イギリスやフランス、韓国など約60カ国が締結。2007年5月1日、日米安全保障協議委員会(2プラス2)で、両国は同協定の締結で実質的に合意した。これまで、アメリカとの間の軍事秘密保護の対象は、船舶や飛行機などの武器技術に限定されていたが、GSOMIAが締結されれば、さらに戦略情報や訓練計画、技術情報など幅広い分野に及び、情報の形態も、文書、画像、メモ、口頭など、あらゆるものが含まれることになる。ミサイル防衛(MD)の導入や、在日米軍再編による米軍と自衛隊の統合強化にともなうもの。