地方出身の国会議員のために設けられている住居。入居できるのは、議員本人と、同居の家族に限られる。東京23区内に住宅がある議員は原則として入居できない。入居部屋数の割り当ては、各会派の議席占有率に応じて決められる。衆議院の宿舎は、赤坂、高輪、青山、九段の4カ所。参議院は、麹町、清水谷の2カ所。いずれも千代田区か港区といった都心の一等地にある。このうち、旧宿舎を建て替え、新築された衆院赤坂議員宿舎は、地上28階・地下2階建て、総戸数300戸の高層マンション。すべて3LDK(約82平方メートル)で、使用料は月約9万2000円。国家公務員宿舎法に準じて算定された額だが、周辺マンションの家賃相場の約5分の1で、「格安の豪華宿舎」「議員特権の象徴」といった批判も出ている。入居は2007年4月1日から始まった。