政府が主催する国民との対話集会。小泉純一郎内閣時代に開催されていた「タウンミーティング」に代わるもの。政府が施策を直接国民に伝え、参加者の声を聞くといったイベントは、池田勇人内閣時代の1962年10月に、岡山で開催された「国政に関する公聴会」(一日内閣)にさかのぼることができる。以来、歴代の内閣はこうした集会を随時行ってきたが、小泉内閣になってこれをさらに発展させ、「タウンミーティング」と称して全国展開し、2001年からの5年間に174回実施した。安倍晋三内閣もこれを引き継いだが、教育改革に関するタウンミーティングで、主催者側にとって都合のいい質問を参加者にさせるなどの「やらせ」が発覚して、06年9月を最後に中断。その後、運営のあり方などが検討され、名称も「政策ライブトーク~言いたい、聞きたい、これからの日本~」と改め、07年7月3日に東京都内で新たな第1回会合が開かれた。