外務省が、在外公館の公邸料理人のうち腕前やメニュー、勤務内容などが優秀と認定された者に贈る称号で、優秀な公邸料理人の外交への貢献を認め、併せてその人材を確保するために2008年に新設した制度。在外公館とは、世界各地にある日本の大使館、総領事館などのことで、公邸料理人の仕事は、そこで日常の食事や政府関係者を招いての外交行事で料理をつくることである。現在約160人が勤務しているが、途上国や紛争地など勤務条件が厳しい場所では募集が難しいこともあり、帰国後、開業や就職時にこの称号が役立てば人材確保につながるとの考えから発足した。08年7月14日、任期を終えて帰国した料理人のうち21人が認定され、表彰された。