アフガニスタンで、国際テロ組織アルカイダとタリバン掃討のため、アメリカ軍が主導して展開している軍事作戦。2001年9月11日にニューヨークで起きた、同時多発テロの首謀者とされる、ウサマ・ビンラディンが率いるアルカイダと、彼らをかくまうタリバンを掃討する「テロとの戦い」として、01年10月、米英軍のアフガン空爆から始まった。当時のタリバン政権は2カ月後に壊滅したが、その後も「テロとの戦い」は続き、現在は約20カ国が参加している。インド洋上では、テロリストやテロ関連物資に対する警戒活動として、日本を含む8カ国による海上阻止行動(OEF-MIO)を展開。日本は海上自衛隊が、各国軍艦船への燃料補給活動に参加してきたが、07年秋、この燃料がイラク戦争(「イラクの自由」作戦)に向かう艦船に転用された、という疑惑が指摘された。