列国議会同盟（IPU）が主催し、各国議会の長が一堂に会する会議。IPU（Inter-Parliamentary Union）は各国・地域の議員による交流組織として1889年に設立された国際機関で、国際平和と国際協力および議会制民主主義の確立のために活動している。スイスのジュネーブに本部があり、2009年4月現在で153の国と地域が加盟している。毎年2回、上半期と下半期に定例会議を行っているほか、地域・特別会議やシンポジウムなどを主催（または共催）し、国連との協力関係の強化にも力を入れている。世界議長会議は、00年に行われた第55回国連総会（国連ミレニアム総会）に際し、同年8月30日～9月1日にニューヨークで初めて開催された。以来、5年ごとに開かれ、10年7月19～21日にジュネーブの国連欧州本部で開かれた第3回会議には、日本から横路孝弘衆院議長が出席。核軍縮・不拡散問題について、各国の議会関係者が協力して取り組むことの必要性などを訴えた。