2008年アメリカ大統領選挙でのオバマ候補陣営のキャッチフレーズ。「イエス・ウイ・キャン(そうだ、私たちはできる)」、「チェンジ!」など、聞く者を鼓舞する印象的なキャッチコピーをちりばめたオバマ候補の演説は、若者をはじめ多くの人々の心をつかみ、演説の節目で聴衆が「イエス・ウイ・キャン」と大合唱で応じる場面もあった。08年11月4日の大統領選挙後の勝利演説では、オバマはジョージア州アトランタに住む106歳の黒人女性クーパーさんを紹介。黒人差別、世界恐慌、第二次世界大戦など、アメリカが苦難を克服してきた時代を生き抜いたクーパーさんの人生を語り、「彼女はアメリカがどう変わることができるか知っている。イエス・ウイ・キャン」と演説を結び、観衆からも「イエス・ウイ・キャン」の大合唱が起こった。