水に関するさまざまな問題について、アジア太平洋地域の政府首脳らが議論する国際会議。同サミットは、NPO「アジア・太平洋水フォーラム」(会長=森喜朗元首相)が主催するもので、「2015年までに安全な飲料水と衛生施設を継続的に利用できない人の割合を半減する」という、国連のミレニアム開発目標の達成を図ることなどを目的としている。「第1回アジア・太平洋水サミット」は2007年12月3日、大分県別府市で開催され、35カ国・地域の首脳や国際機関の代表ら約300人が参加。「水の安全保障―リーダーシップと責任」をテーマに、2日間の日程で、(1)水インフラと人材育成、(2)災害管理、(3)発展と生態系のための水、の三つの課題などについて話し合われた。