大統領選挙の翌年、合衆国憲法修正20条の規定に従って大統領と副大統領の任期が終わる1月20日正午に行われる。通例では、首都ワシントンの連邦議会議事堂前で新しい正副大統領が聖書に手を置いて「憲法の擁護」などを宣誓。その場で就任し、大統領の権力が継承される。就任式のあと、新大統領は、連邦議会議事堂前からホワイトハウスまで、ペンシルベニア通りをパレードする。2009年1月20日に行われるバラク・オバマ第44代アメリカ大統領の就任式では、オバマはリンカーンが1861年の就任に際して鉄道でワシントン入りした故事にならい、独立宣言が起草されたフィラデルフィアから鉄道で数日前にワシントン入り。リンカーンが就任式で使用した聖書に手をおいて宣誓を行う。当日は、史上最多となる200万人以上の観衆が詰め寄せると予想されている。