世界の子どもたちが正しい手洗い方法を楽しく身につけられるように、日本ユニセフ協会(東京都港区)が考案、2009年9月16日に発表したダンス。振り付けは世界的ダンサーの森山開次が担当し、聖路加看護大学の小口江美子教授が世界保健機関(WHO)の基準に従って監修した。ユニセフや世界銀行が国際衛生年であった08年に定めた「世界手洗いの日」(10月15日)にちなみ、日本でも始まった啓発プロジェクトの一環で、公式サイト(http://handwashing.jp)上でダンスの動画や世界での取り組みを紹介。サイトで登録した人に、ポスターやリーフレット、DVDを無料配布している。ユニセフによれば、不衛生な環境などのため下痢や肺炎にかかって死亡する5歳未満の子どもは、世界で年間330万人もいる。せっけんを使って正しい手洗いを行うことで、年間100万人の子どもの命が守られるという。ユニセフでは、たくさんの水は必要ではないが、せっけんの泡で、手のひら、手の甲、指の間、親指のつけね、手首、そして特につめと指の間を、「ハッピー・バースデー」の歌を2回歌うくらいの長さ(20秒間)をかけて洗うよう推奨している。