アメリカ大統領選挙で、民主党、共和党の大統領候補を決める手続きの段階のひとつ。大統領候補を正式に指名する各党の全国大会に出席する代議員を州ごとに選出するために、大統領選が行われる年の1~6月に、各州で行われる。代議員はそれぞれ特定の候補への支持を表明しており、実質的には代議員を通じて候補者を選ぶことになる。全国大会で全代議員の過半数の支持を獲得した候補が、党の大統領候補として指名を受ける仕組み。州内各地に設けられた投票所で有権者による秘密投票が行われるのが予備選挙で、有権者が各地の集会所で討論や挙手を通じて代議員を選ぶのが党員集会。多くの州ではどちらかの方法がとられるが、併用する州もある。全国大会は8~9月に開かれ、指名を得た両党の候補が、11月の大統領選挙で対決する。2008年の大統領選では、20州以上の予備選が集中する「メガチューズデー」と呼ばれる2月5日の火曜日には、大勢が判明する。大統領選の一般投票は08年11月4日。