汚職実感指標とも訳される。政治家と公務員のモラルと腐敗の度合いが、どの程度認識されるかを点数化した国別のランキングで、その国の政治的透明度を表した指数。政府の汚職体質や、企業の取引に絡むわいろの横行など、社会の腐敗を監視するNGO(非政府機関)のトランスペアレンシー・インターナショナル(Transparency International 国際透明性機構・本部ドイツ)が1995年から行っている調査。当初、調査は対象国41、調査種類は7種であったが、現在は180カ国、14種の調査報告をベースに算出した総合指数となっている。2007年9月に発表された、07年度の腐敗認識指数(CPI)によれば、もっとも高得点で腐敗していないと見られる国は、デンマーク、フィンランド、ニュージーランドの3カ国で、最も低い国がソマリアとミャンマーである。主要7カ国では、カナダ(9位)、イギリス(12)、ドイツ(16)、日本(17)、フランス(19)、アメリカ(20)、イタリア(41)の順となっている。