アフリカの医学や医療に貢献した人に贈られる賞。小泉純一郎元首相が在任中の2006年にアフリカを訪問した際、ノーベル賞に匹敵する賞を目指して同賞の創設を提案した。賞金は、医学研究分野と医療活動分野それぞれの該当者に各1億円が授与される。第1回の受賞者は08年3月26日に発表され、医学研究部門はイギリスのブライアン・グリーンウッド、医療活動部門はケニアのミリアム・ウェレに決まった。グリーンウッドは1938年イギリス生まれで、ロンドン熱帯医学研究所臨床熱帯医学教授。マラリアや感染症の研究活動での功績が認められた。ウェレは1940年ケニア生まれで、ウジマ財団共同創設者・保健問題専門家。女性や子どもに基礎医療サービスの提供を続けていることなどが評価された。授賞式は、5月28日に横浜市内で開かれる第4回アフリカ開発会議(TICAD 4)の場で行われる。