緑色の服を着たサンタクロース。2002年からスカンジナビア政府観光局で行っているプロジェクトのキャラクターで、デンマークの環境親善大使という役割を担っている。服の緑色は森林をイメージしており、世界各地を訪問して森林保護や環境保護を訴えている。サンタに扮装しているのは、未来を担う子どもたちに夢を与え、森林に関心を持ってもらうため。これまで日本にも何度かやってきており、環境大臣や全国の知事や市長を表敬訪問したり、イベントに参加したりして、メッセージを伝えている。09年12月には、コペンハーゲンでの国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)開幕に合わせ、京都議定書が採択された地である京都市を訪れ、清水寺で参拝客らに花の種などをプレゼントしたり、修学旅行生や子どもたちと握手をしたりしながら、自然の大切さを訴えた。06年からは日本でも「グリーンサンタ基金」が設立され、森づくり活動に取り組んでいる。