メコン川流域に位置する、カンボジア、ラオス、ベトナム、タイ、ミャンマーの東南アジア5カ国と日本の外相が、開発協力などを話し合う会議。日本が開催を提唱し、第1回会合が、2008年1月16日、高村正彦外相を議長として、東京で開催された。日本が、インドシナ半島を横断する「東西回廊」と呼ばれる道路の物流効率化事業と、カンボジア、ラオス、ベトナム(CLV3カ国)をまたぐ貧困地帯への対策として、4000万ドル(約44億円)の無償支援を約束。議長声明ではこれに加えて、08年からの5年間で、留学生や技術研修生のほか、高校生の短期ホームステイなど、あわせて1万人を5カ国から受け入れることや、5カ国へのODA(政府開発援助)の向こう3年間の増額を表明した。また会議では、09年を「日本・メコン交流年」として祝い、様々な交流を行うことも決定された。