アメリカ、ヨーロッパにおける安全保障関係の国際シンポジウム。開催国のドイツをはじめ、アメリカ、イギリス、フランスなど北大西洋条約機構(NATO)加盟国のほか、ロシア、中・東欧諸国の関係閣僚、国会議員、高級軍人らが出席する。1962年に発足して以来、毎年2月に開催されており、「安全保障分野で最も権威のある国際会議の一つ」といわれている。2008年の第44回会議には日本から高村正彦外務大臣が出席。「アジア:国際的安定の構築」のセッションで演説し、「日本は『平和協力国家』として国際社会において平和を『創る』ための積極的な責任と役割を果たしていく」と述べ、国際平和の構築や開発、地球環境などの課題に積極的に取り組む姿勢を強調した。日本の閣僚が同会議で演説したのは初めて。