プーチン首相(当時)を支持し、1999年に有力州知事らが中心となって結成した「統一」と、中道左派政党「祖国・全ロシア」などが統合して、2001年に発足したロシアの政権与党。03年の下院選挙では、地滑り的勝利を獲得したが、その後は支持率が低迷していた。07年12月2日に投開票された下院選挙(定数450)に際しては、プーチン大統領を比例代表名簿の筆頭候補に擁立したところ、支持率が急上昇。得票率64.30%、議席315と、憲法改正に必要な3分の2を上回る多数を獲得した。その他の主要政党は、共産党11.57%(獲得議席57)、自由民主党8.14%(同40)、公正なロシア7.74%(同38)という結果だった。選挙圧勝後の12月17日にモスクワで開催した党大会では、プーチン大統領が後継指名したドミトリー・メドベージェフを、ほぼ全会一致で次期大統領候補に決定した。またこの大会では、プーチン大統領が初めて、首相に就任する意思があることを表明した。