正式名称は「2010年上海国際博覧会」。10年5月1日から同年10月31日までの184日間、上海市で開かれる万国博覧会。テーマは「より良い都市、より良い生活」。会場面積は1970年の大阪万博の180ヘクタールをはるかに上回る328ヘクタール。目標入場者数は同じく大阪万博の約6400万人を超える7000万人で、実現すれば史上最大の国際行事となる。出展するのは、2030年の未来都市を体感できるアメリカ館や、「アイデアの館」をテーマに掲げたイギリス館、緑と光をふんだんに使ったフランス館から、「繁栄の平壌」をテーマとする北朝鮮館まで、史上最多となる242の国と国際機関。日本館(愛称、紫蚕島。日本語では「かいこじま」)は「こころの和、わざの和」をテーマに、遣唐使の時代から続く日本と中国の文化的なつながりを紹介するとともに、環境保護関連技術や、ロボットなどの日本の最先端の技術が展示される。日本からはそのほかに、企業や自治体の連合による日本産業館と、大阪府、大阪市による大阪館も出展する。