地震による地盤の液状化現象の被害と対策をまとめたウェブサイト。日本建築学会が2011年8月に開設した。液状化とは、地震によって地盤の地下水位が高い場所が液体のような状態になることを指す。液状化は、1964年に起きた新潟地震で大きく注目され、95年の阪神・淡路大震災でも問題になったが、これまで総合的な対策や情報提供がなされてこなかった。2011年の東日本大震災でも大きな被害を出したため、日本建築学会の住まいづくり支援建築会議が一般市民向けに液状化の危険度のはかり方や自衛の方法、液状化の被害にあった場合の対策などについてまとめた。全部で9章から構成されており、主な内容は次のとおり。(1)被害事例、(2)液状化危険度の調べ方、(3)戸建住宅の地盤調査法、(4)新築住宅の場合の対策と費用、(5)被害時の修復方法と費用、(6)液状化による傾きが健康に及ぼす問題、(7)復旧支援の情報、(8)液状化に関する法律の解説、(9)専門家などの相談窓口のリンク。