体の各部の皮下脂肪を超音波で測定し、算出する肥満度の指標。痩身指数ともいう。順天堂大学大学院の青木晃准教授が、2005年の日本肥満学会で初めて提唱した。「BFI」「BODY FAT INDEX」は、日本の健康測定機器メーカーである株式会社誠鋼社(本社・東京都千代田区)によって商標登録されている。肥満度を知るうえでは、BMI(body mass index ; 体格指数)が世界共通の指標として知られるが、体重(キロ)/身長(メートル)の二乗のみから算出される数値では、筋肉の重さなどが考慮されず、人によって誤差が生じやすい。また、判定基準も国によって異なっている。そこで、より正確な体形判断の目安として、超音波測定器で全身8カ所の皮下脂肪の厚みや脂肪率を計測し、その数値から体脂肪量や部分皮下脂肪量、筋肉量を算出する。ただし、かくれ肥満の原因である内臓脂肪は計測できない。特徴として、皮下脂肪量の多い部位を重点的にトレーニングすることで、効率的なダイエットが可能になるという。計測は、専用の機器やソフトウエアを備えたクリニックなどで実施している。