日常生活や社会活動で排出された二酸化炭素(CO2)を、自然エネルギーの利用を支援したり、植林や寄付をしたりして、相殺(オフセット)することをいう。地球温暖化防止の考え方の一つ。航空会社のブリティッシュ・エアウェイズでは、運賃に、排出したCO2を相殺するため約2000円を上乗せし、搭乗者が料金を支払うことで、環境事業に寄付される制度を導入している。また、日本では、2008年用に、寄付金付お年玉付年賀はがき「カーボンオフセット年賀」が発行されるが、購入者が販売価格55円(1枚)を支払うことで、そのうち5円が日本郵政グループを通じて温暖化防止対策プロジェクトや、環境団体に寄付され、CO2の相殺にかかわったことになる。