ニッケル水素電池を車載バッテリーとして搭載し、架線のない区間でも走行できる、次世代型の低床路面電車(LRT)の愛称。パンタグラフから5分程度の急速充電で、無架線区間を10km以上走行する。スイモの車両とニッケル水素電池は、川崎重工業が開発。特に大容量の新型ニッケル水素電池「ギガセル」(登録商標)は、高速充放電が可能で、充放電効率が高いのが特徴。架線のある電化区間で充電して、非電化区間もそのまま走行できるので、路線の伸張や新線の敷設も容易である。スイモ(SWIMO)は、スムーズ(smooth)な乗降、非電化区間への直通運転の達成(win)、移動手段(mover)というコンセプトからなる愛称。LRT(light rail transit)は、従来の路面電車から進化した、自動車と共存する都市型の低床路面電車で、環境負荷の軽減などの効果があり、今後の公共交通機関として期待されている。