世界の貧困をなくすという意思表示を込めて、人々に立ち上がることを呼びかけるキャンペーン。世界の貧困撲滅に取り組むNGO(非政府組織)の連合体であるGCAPと国連のミレニアムキャンペーンとが共同で、2006年(06、07年はスタンドアップ・スピークアウト)から行っている。15年までに世界の貧困を半減することなどを00年に定めた、国連のミレニアム開発目標(MDGs)の達成を、各国首脳に強く求める意思表示として、毎年「世界貧困デー」の10月17日から数日間行っている。08年は10月17日から19日までの3日間行われ、世界110カ国で1億1699万3600人余りが立ち上がり、ギネス新記録を樹立した。参加者は2人以上(1人はアクションの証人)で、家族や友人、職場の人たちなどとともに、しゃがんだり座ったりしてひざを曲げた位置から立ち上がる。手を挙げる、活動のシンボルであるホワイトバンド(もしくは白いもの)を身につける、プラカードを掲げる、などといった行動も、参加としてカウントされる。日本ではメーンイベントとして東京都渋谷区の国連大学前で、約180人が集まってスタンドアップなどが行われたほか、小中学校や大学、スポーツ大会やサークルなどの場で、3日間に2万2600人余りが参加した。