全国の路面電車愛好支援団体や鉄道事業者、関連自治体などが参加し、路面電車を生かしたまちづくりなどについて話し合う会合。第9回目となる「全国路面電車サミット2008福井大会」が、2008年10月17~19日の3日間、福井県福井市で開催された。1993年、札幌市中央区の主催により、「市電愛好団体サミット」の名称でスタート。その後、路面電車が走る12都市(2008年10月現在)の愛好団体などから成る「全国路面電車愛好支援団体協議会」が主催、事業者団体「全国路面軌道連絡協議会」や関連自治体などの支援を受け、ほぼ隔年で開催されてきた。今回のテーマは「ひと・まち・環境をつなぐLRT」。バリアフリーで環境負荷の低い「次世代型路面電車システム」として注目のLRT(Light Rail Transit)を巡り、車社会からの転換や都市の活性化などについて、講演会や事例報告、シンポジウムなどが行われた。次回は10年に富山市で開催される。