社会における男女平等の度合いを評価した指数。「ダボス会議」を主催する世界経済フォーラムが、経済、教育、健康と寿命、政治の4分野での男女格差を指数化し、順位付けしている。2008年版は、世界130カ国を対象に、「The Global Gender Gap Report 2008」として、08年11月12日に発表された。国別の総合順位上位10カ国は、1位ノルウェー、2位フィンランド、3位スウェーデン、4位アイスランド、5位ニュージーランド、6位フィリピン、7位デンマーク、8位アイルランド、9位オランダ、10位ラトビアの順で、北欧諸国の評価の高さが目立つ。日本は98位で、主要先進国では最低の評価。06年の80位、07年91位から後退が続いている。分野別では、平均寿命で1位となるなど、健康と寿命分野は38位と評価が高かったが、教育分野では82位、賃金格差などの待遇や幹部社員への昇進などが評価される経済分野で102位、国会議員や閣僚など、政治への参画度が評価される政治分野で107位と、他の分野での評価の低さが目についた。なお、おもな国の順位は、ドイツ11位、イギリス13位、フランス15位、アメリカ27位、ロシア42位、アジアでは中国57位、韓国108位など。