大規模自然災害が発生するか、そのおそれがあるときに、被災自治体の災害応急対策への技術的な支援を行うために、国土交通省が2008年4月25日に創設した組織。国交省本省のほか、地方の運輸局や整備局、国土地理院、気象庁などの、技術系職員2000人余りによって構成される。隊員があらかじめ指名され、日ごろから訓練を行うほか、人員や資機材の派遣体制を整備することで、災害発生時に迅速な対応を行うことが可能となる。同隊は、同年6月14日に発生した岩手・宮城内陸地震で初めて出動。河川が土砂にせき止められて発生した「土砂ダム」や橋の崩落など、地震の被害状況を調査した。