イギリスの経済誌「エコノミスト」の調査部門であるエコノミスト・インテリジェンス・ユニット(Economist Intelligence Unit EIU)が毎年発表するランキング。世界140都市を、治安、医療サービス、文化と環境、教育、インフラ整備の5分野について、0%~100%の総合得点で評価する。100%が理想的とされる。2009年6月の「エコノミスト」の発表によると、1位はカナダのバンクーバーで、良質な住環境と犯罪の少なさが評価されて総合で98%を獲得した。以下、2位ウィーン(オーストリア)、3位メルボルン(オーストラリア)、4位トロント(カナダ)、5位パース(オーストラリア)、6位カルガリー(カナダ)、7位ヘルシンキ(フィンランド)、8位ジュネーブ(スイス)、9位はシドニー(オーストラリア)とチューリヒ(スイス)が同位。日本では、大阪が13位、東京が19位だった。トップ10の得点差は小差で、1位と9位の差はわずか2%だった。また、64の都市が80%以上の得点を得ている。なお、ワースト3はアルジェリアのアルジェ、バングラデシュのダッカ、ジンバブエのハラレ。最下位のハラレの得点は37.5%だった。