多子世帯の子育て負担を軽減するために1年限定で設けられた事業。2008年10月30日に政府が発表した追加景気対策に盛り込まれ、08年度第2次補正予算関連法の成立により支給が決まった。支給対象となるのは、02年4月2日~05年4月1日に生まれた子(08年3月末時点で3~5歳)で、第2子以降の子ども。第1子は対象外で、2人以上の子どもがいても、2人とも0~2歳の場合や、対象年齢に該当していても子どもが1人の場合は給付されない。支給額は1人3万6000円で、支給対象となる子を持つ世帯主の口座に振り込まれる。全国の給付対象は170万人程度で、給付総額は約616億円。定額給付金と同様、所得制限を設けるかどうかは各市町村の判断にまかされ、各世帯主からの申請に基づいて支給される。申請期限は各市町村における申請受付開始日から6カ月となっている。