いじめに悩んだ際に利用できる相談機関や、いじめ問題への対策などを紹介するウェブサイト(http://stopijime.jp/)。評論家の荻上チキや、ジャーナリストの江川紹子のほか、弁護士やNPO団体代表ら、様々な分野の専門家13人で構成される「ストップいじめプロジェクトチーム」が、2012年10月8日より運営を開始した。いじめられている子どもの目線から、いじめ問題の解決方法を提示していくことがサイトの目的。同サイトには、相談窓口の情報のほか、いじめを受けた際にどのように教師や周囲の大人に相談するべきかのアドバイスを掲載する。また、いじめの悩みを相談する際、被害をより正確に伝えるのに役立つ記録用紙をダウンロードすることが可能。保護者向けにも、子どもがいじめを受けているかどうかの判断材料になるチェックシートが用意されている。さらに、いじめ問題を取り上げるメディアに向けて、当事者を傷つけかねない過熱報道を防ぐためのガイドラインも提案する。今後は、各学校のいじめ問題への取り組みなどの多彩な情報を掲載し、いじめ問題の解決方法を広く共有できる場となることを目指す。