2007年1月4日より警察庁が、東京、埼玉、茨城、兵庫、島根の5都県で交付を開始した、ICチップ内蔵の運転免許証。偽変造の免許を使った、他人名義の銀行口座開設や携帯電話契約などを防ぐのが狙い。ICには氏名、生年月日を始め免許の種類、免許証番号、顔写真など免許証表面の情報が収められており、読み取りには4けた2組の暗証番号が必要となる。また、プライバシー保護のため、本籍地が空欄となった。暗証番号は、3回続けて間違えると読み取りができなくなり、各地域の運転免許センターや警察署などで復旧しなければならない。手数料はICチップの分だけ高くなり、これまでより450円の値上げとなる。警察庁では、09年3月までに全都道府県で発行を開始し、14年3月までにはすべての免許証をIC化する予定。