シニア世代の夫婦のパワーバランスや感情変化、夫婦活動の願望と現実、夫婦行動の実態などに関するインターネット調査。2008年9月、シニアビジネスセミナー「オトナの夫婦プロジェクト」を手がける電通が、リクルート発行のシニア向け雑誌「コレカラ」と共同で実施した。対象は首都圏在住の50~64歳の男女1800人。その分析結果によると、夫婦間のパワーバランスは、「妻リード」型が32%、主導権を争う「バトル」型が24%、「夫リード」型が19%、「対等」型が17%、主導権不在の「相互依存」型が8%という割合。配偶者への感情は、夫、妻とも「友情」が42%で最多。「恋愛」は夫→妻の23%に対して妻→夫が11%、「嫌悪・不愉快」は夫→妻の8%に対して妻→夫が15%と差が出た。ちなみに残りの夫27%、妻32%は「無関心」と回答している。夫婦間の感情変化では、50歳代前半で40%を占める「恋愛」感情が、60歳代では26%に減少。反対に「無関心」は50歳代前半の28%から、60歳代では39%まで増加することが判明した。