旅客が、旅行に際して航空機を使うか鉄道を使うかの分岐点とされる、鉄道の乗車時間を表現したことば。航空機利用の場合、搭乗時間は短いが、空港へのアクセス、搭乗手続きに時間がかかる。そのため、鉄道で4時間を超える移動では航空機利用が優位に立ち、4時間以下では鉄道利用が優位になる。国土交通省の2005年全国幹線旅客純流動調査によると、航空機と鉄道の乗客シェアは、東京から東海道・山陽新幹線沿線は、大阪を中心とする近畿圏では19対81、広島など山陽圏では46対54、博多など北九州圏は91対9で、乗車時間が最短3時間48分の広島でシェアが拮抗する。また、JR西日本の公表した航空機とJRのシェアデータでも、08年で東京から大阪は31対69、広島は50対50、福岡は93対7と同様の傾向を示している。