全日本空輸(全日空)が、アジア最大手の格安航空会社(LCC)のエアアジア(本社マレーシア)と共同出資するLCC。2011年8月に新会社を設立し、12年8月に成田空港を拠点として国内線、国際線の運航を開始する予定。成田空港を拠点とするLCCは初となる。ブランドや機体塗装、機内サービスはエアアジアのものを用いて運航し、運賃は既存の航空会社の半額から3分の1程度を目指す。エアアジアは11年7月現在、アジア、オーストラリア、ヨーロッパの各都市を結ぶ約160路線を運航している。全日空は11年2月、日本初の本格的LCCとして、香港の投資会社と共同出資でピーチ・アビエーションを設立した。ピーチ・アビエーションは関西国際空港を拠点とし、12年3月から関空~新千歳、福岡、同5月から関空~ソウル線に就航予定。