潘基文(パン・ギムン)国連事務総長の呼びかけによって、2007年9月24日にニューヨークの国連本部で開催された、地球温暖化をめぐる国連の会合。70人以上の首脳を含む世界約160カ国の代表が参加し、気候変動に関する会合としては、最大規模のものとなった。温暖化の進行に対する各国の危機感を背景に、2012年に第1約束期限が切れる京都議定書後の対策の枠組み作りのために、テーマ別討論を展開。各国の発言をもとに、議長総括として、2050年までに温室効果ガス(二酸化炭素)を半減し、気温上昇を2度以内にすること、先進国のさらなる二酸化炭素排出削減、07年12月にインドネシアのバリ島で開かれる気候変動枠組み条約締約国会議(COP13)を、真剣な交渉のスタートの場とすること、などが発表された。