ある地域が平面で、かつ、その地域の住民一人ひとりが同じ体重であると仮定して、人口が全体としてバランスを保つことができる点。2005年の国勢調査の結果を用いて、総務省統計局が算出した「日本のへそ」とも言える日本全体の人口重心は、07年6月25日現在、岐阜県関市富之保にある。前回調査(00年)よりも2.1km東南東に移動し、1965年の調査開始以来の40年間では、約23km東に移動している。この背景には、首都圏への転入超過が続いてきたことなどが考えられている。なお、都道府県、市区町村ごとの人口重心も算出され、併せて総務省のホームページで公開されている。