地上波テレビ放送で、アナログ方式による放送を全面的に停止し、完全に地上デジタル放送に切り替えること。東日本大震災で大きな被害を受けた岩手、宮城、福島の3県を除く44都道府県のアナログ放送は、2011年7月24日に完全に終了する。7月24日正午に、アナログ放送の終了を告知する青色の背景の画面に全面的に切り替わった後、同日24時までに完全に停波し、以後、テレビ画面は砂嵐状態となって何も映らなくなる。ただし、ケーブルテレビや光ケーブルテレビなど多数の有線テレビでは、総務省からの要請により、7月24日以降も地デジ放送波をアナログ電波に変換して送信する、デジアナ変換サービスを実施する。これにより、アナログテレビでも有線テレビからアンテナ線をつなげることで、地デジ放送の視聴が可能となる。デジアナ変換サービスは期間限定で、最長で15年3月末までとされている。地デジ完全移行の告知のために、NHKと民放各局は7月1日よりアナログ放送のテレビ画面の左下に「アナログ放送終了まであと○日!」というカウントダウンスーパーが常時表示する取り組みを行っている。