「地震ダム」「震災ダム」とか、「せき止めダム」などと、マスコミによって呼称は異なるが、自然災害による山崩れ、土砂や岩石などの堆積物、火山の噴火による噴出物で川がせき止められて形成された湖、もしくは自然のダムのこと。2008年5月12日に発生した四川大地震によってできた土砂ダムは、18日に確認された21カ所から、24日には34カ所に増えたばかりか、増水により水位が上昇し、決壊のおそれがあるダムは、6月2日時点で27カ所とされる。とりわけ北川県、青川県にある土砂ダムが危険で、決壊すれば二次災害が避けられないことから、住民を緊急避難させる必要が出てきている。青川県石板溝のダムは、4日に爆薬作業により排水路を確保するなどの方法がとられている。