正式名称は全国学力・学習状況調査。2007年4月24日、小学6年生と中学3年生を対象に、全国一斉に実施された学力テストで、科目は国語と算数・数学。学力や学習状況を把握し、教育の改善に役立てることを目的に、43年ぶりに実施されたもの。国公私立小中学校の約99%にあたる約3万3000校で行われ、約233万人の児童生徒が参加した。1961年から行われた全国学力テストは、競争の過熱のため64年に中止されており、今回のテストについても、「学校間の序列化につながる」「個人情報保護について懸念がある」という批判がある。公立校では、愛知県犬山市の14校が参加せず、私立校では約6割の参加にとどまった。正答率などの結果は、07年9月までに各教育委員会や学校に返却される予定で、児童生徒本人にも成績が通知される。08年度以降も実施される予定。