せんべいやあられなどの製品パッケージに明示される、米菓の硬さに関する新たな食品表示。特に幼児や高齢者にとって、食品の硬さは重要な情報であることから、菓子卸業者5社で構成する「お菓子マーケットプレイス株式会社」が企画し、和洋女子大学の柳沢幸江教授(健康栄養学科)を座長とする「米菓 かたさ度表示推進プロジェクト」を立ち上げ、基準づくりが行われた。業界統一基準となる「かたさ度」は、計測器を用いた測定と、実際の食感から計った検査により5段階に設定。硬さが増すにつれてゲージが上がっていくイラストを採用し、ひと目で米菓の硬さがわかるようになっている。QRコードもついており、携帯電話で読み取れば米菓の製品情報などにアクセスできる。メーカー各社に表示を呼びかけており、すでに多数の企業が導入を決定済み。なお、「かたさ度(米菓かたさ度)」は商標登録出願中。